こんにちは。包装開発室のcherryです。
日々、段ボールの設計を行っていて、よく思うことを書こうと思います。
このブログ読んでいただいている皆さんは、箱の設計って、どんなことやってるんだろー?って思いませんか?
箱の設計で一番重要なことは、もちろん!お客様が何を求めているかときちんと把握することだと思います。
じゃあ、実務的に一番重要なのは何ですか???となると、私は次のことが最も難しいな、と感じています。
「折り曲げた時の伸び縮み」
へ???と思われるかもしれませんが、同じ意見の設計者の方は多いのではないでしょうか。。。
この「折る」という一見単純な動作は、次のような事柄により異なってきます。
1. 材質の違い …段ボール、コートボール(いわゆる厚紙)、プラダン、などなど。
2. 押し罫(折り目)の入れ方の違い …説明はややこしいので、今回は割愛しますm(__)m
これを正確に覚えないことには、きちんとした真四角にならず、ちゃんと箱になってくれません。
普段何気なく触ってる箱にこんな裏話があったなんて、きっとだーれも想像しないでしょうね(^^;)
でも、何も感じないということは、「良く出来ている」という証拠なんです。
例えば、「某ドーナツショップの持ち帰り用の手持ち箱」なんかは、とても良く出来ていると思います。
折り畳めるので使う前に場所を取らないし、ドーナツを詰めて組んだ時に丸みを帯びていてとてもかわいらしい。
手で持つ部分は、大人の指がちょうど無理無く入るくらいの大きさで、持ちやすい。
ちょっとマニアックですが、箱の設計をしているとこんなことを考えてしまうんです。
もし今度お持ち帰りする時があれば、使い終わった箱を「開いて見てみて」ください。
私たち包装開発室のメンバーは、この形と同じ形の図面を毎日毎日描いています。
箱がごいりようでしたら、いつでも当社営業までご相談ください!