2012年2月22日

積層段ボール

ヒッシーです。

 今日は、営業さんに同行して名古屋の超大手企業G社様に

設計提案のプレゼンに行って参りました。

プレゼンの主役はOKN! 大役、お疲れ様でした。

天気がよくってほんとよかったです。

 

さて、今回は段ボールのワンウェイ梱包材を設計した事例です。

製品は25kgあるサーバーが入ります。

写真は本体を固定する緩衝材で、ワンウェイ利用を考慮して積層段ボールを使いました。

積層段ボール緩衝材

 

 

 

 

 

 

 

これが、WFのA式ケースに入り。 

段ボール製の部品箱などが同梱されます。

 

ここで、積層段ボールについて少々雑談。

積層に使われる中芯は多種出ていますが、私たちが主に使用しているのは

AFの5mm高さとBFの3mmのものを重ね合わせた積層段ボールです。

積層段ボールは①のような片面段ボールを貼り合せるタイプと

②の段ボールを貼り合わせるタイプが有ります

積層段ボール_3

 

 

 

両方とも貼り合せると以下の写真のようになりますが…

ここで、私たち設計者を悩ませる問題が発生するのです。

なみなみ(中芯)が各段で合わさる接点がずれてきます。

この合わさり具合は操作できません。

積層段ボール_2

 

  A

 

この重なり具合で厚みや強度が変わってしまいます。

積層段ボール_1

 

 B

 

AとBでは、Aが厚みが薄くなりクッション性は柔らかく。

Bでは厚くなり硬く仕上がります。

このばらつきはどうしても出てしまいますが、これを考慮して設計する

必要があるのです。  悩ましい…

只、安くて強度・緩衝性がある積層段ボール。 

今後も注目素材です。

 

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