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2011年5月6日 金曜日

てまかけろ

包装管理士の392です。

 

当社には『サンプルカッター』というマシンがあります。

名前の通りサンプルをカットするマシンで、設計したパッケージの試作を作成する時に使うマシンです。

 

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当社のサンプルカッターは日本製図機工業㈱のカット機を使用しています。

 

ダンボールだけではなく、プラダンやフォーム材等多くの種類の板材を素早く正確にカット出来ます。

 

操作も楽で、故障しないので非常に重宝しています。

 

 当初は試作の作成マシンとして購入しましたが、現在はプラダンやテクセル等の小ロットのご注文をカットすることが時間の大半を占めています。

 

 

 

 

当社がプラダンの製造を開始したときからずっとお客様にお願いしてきていることがあります。

 

それは、当社で設計し採用されご注文をいただいてもそのご注文数を製造せず、先ずはテスト用に少量製造しお客様で実際テストしていただくようお願いしています。

 

 

目的は2つあります。

 

ひとつはお客様にご迷惑をおかけしないように、イメージどおりかどうかを現物でご確認いただくことです。

 

もうひとつは実際に使ってみて安全面だけでなく、作用性や保管等の仕様図面では見えない部分までご確認いただきたいことです。

 

 

おかげさまでこれまで大きなクレームは発生していませんし、実際に使われる方の声を反映させてより良いパッケージになることが非常に多いです。

 

 

プラダン製品はダンボールに比べて非常に高いです。

ただ、耐久性があるので長い目でみるとコストダウンになります。

 

長く使うからこそちょっとした使いにくさがあると、蓄積されて大きな時間のロスになったりします。

 

テスト用に小ロット製造などせず、いきなり本来のロットを製造するほうが早いし楽なのですが、お客様に満足していただきたいためにこのひと手間はかけていきたいと思います。